GCMF.js を読み込んでいるすべてのページに対するデフォルトの動作を変更するための設定です。
ここでは、データ定義 データ置換 ベース URL について触れます。以下の設定については、ページ設定の同じ項目と同様になりますので、ページ設定を参照してください。
データ定義
スマートフォン向けサイトにあるコンテンツの内容を、パソコンで別のコンテンツを表示したり、コンテンツの前後に追加するための機能です。
データ置換を利用するには、まずデータ定義を作成する必要があります。
データ定義には、置き換えるデータの管理上のデータ定義名称 (データ名) と、その内容 (テキスト を入力します。
データ定義
- データ定義名称は、英数字で指定してください
例
名称 | データ | HTML上の書き方 | 出力 | 説明 |
---|---|---|---|---|
date | 2019-01-01 | <mf-var name="date"> | 2019-01-01 | データ定義名称dateが2019-01-01に置きかわります |
データ
- データは、文字列やHTMLが利用できます。
データ定義の追加方法
データ置換
「データ」で定義した置き換え内容を使って、実際にコンテンツを追加・置換するルールを設定します。置換対象の要素は、CSSセレクタで指定します。
ルールの追加
対象要素のセレクタは、ブラウザに付属している開発ツール等で調べる必要があります。また、複数の要素にヒットした場合は、ヒットした全ての要素が置き換わります。
置換方法
- 要素を置き換える
セレクタで指定した要素を含む内容を指定したデータで置き換えます。 - 要素の内部を置き換える
セレクタで指定した要素を含まない子要素全体を指定したデータで置き換えます。 - 前に入れる
セレクタで指定した要素の直前に、指定したデータを挿入します。 - 後ろに入れる
セレクタで指定した要素の直後に、指定したデータを挿入します。
この機能で、要素を追加・置換する場合は、対象のセレクタにMFセクションを指定しないようにしてください。
ベース URL
高度な設定項目で、通常、指定する必要はありません。
ベース URL は、ページ設定のすべての URL パスのプレフィックスとして使用されます。
ベース URL には、ホスト名を含めることはできません。
ベース URL の例
ベースURLを指定しない場合、ページ設定のURLパスには、変換対象URLのうち、ホスト名直後の"/"から始まるURLパスを指定します。
変換対象のURL | ページ設定のURLパス | ベースURLの設定 |
---|---|---|
https://example.com/foo/ | (未指定) | /foo/ |
https://example.com/foo/bar/index.html | (未指定) | /foo/bar/index.html |
ベースURLを指定した場合、ページ設定のURLパスには、ベースURLを除くURLパスを指定します。
変換対象のURL | ページ設定のURLパス | ベースURLの設定 |
---|---|---|
https://example.com/foo/ | /foo | / |
https://example.com/foo/bar/index.html | /foo | /bar/index.html |
ベース URL の設定
「URL設定」内のベース URL フィールドを変更します。
ベース URL を指定する場合は、/
から始まり、/
以外の文字で終わるパスを指定します。
ベース URL を指定しない場合は、空にします。
ベース ディレクトリ
高度な設定項目で、通常、指定する必要はありません。
ローカル PC 上で Apache などのウェブサーバーを起動させない状態で、変換させたい場合にのみ、ベース ディレクトリの設定が必要です。
ベースディレクトリを指定し、ローカルファイルを file:// プロトコルで開くと、ページ設定の URL パスはベースディレクトリを起点として解釈されます。
ベース ディレクトリの例
変換対象のファイルパス | ページ設定のURLパス | ベースディレクトリの設定 |
---|---|---|
C:\htdocs\index.html | /index.html | C:\htdocs |
C:\htdocs\foo\index.html | /foo/index.html | C:\htdocs |
ベース ディレクトリの設定
「URL設定」内のベースディレクトリ フィールドを変更します。
ベースディレクトリを指定しない場合は、空にします。
ベースディレクトリは gcmf-config.js に記録されます。