リファレンス - GCMF.js のインストール

GCMF.js のスクリプトコードの追加手順と開発環境について説明します。

インストールの概要

alter.jsを利用するには、HTMLにスクリプトコードを追加します。
また、開発環境として利用可能なウェブサーバーを準備します。

スクリプトコードの追加

  1. 製品パッケージに含まれる gcmf ディレクトリを任意のディレクトリにコピーします。
    ※ gcmfディレクトリ内に gcmf-1.3.0 ディレクトリや config ディレクトリが含まれます。
  2. HTML の head 内に以下のスニペットを追加します。
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="/gcmf-1.3.0/gcmf.min.css">
<script src="/config/gcmf-config.js"></script>
<script src="/gcmf-1.3.0/gcmf.min.js"></script>
上記スニペットは、他のscriptよりも前に配置します。
また、各リソースのパスは、適宜ご自身の環境に合わせて変更してください。

WordPressの設定例

  1. /var/www/html/wp-content/themes/[テーマ] ディレクトリに、製品パッケージ内の gcmf ディレクトリをアップロードします。
    ※ /var/www/html/wp-content/themes/[テーマ]/gcmf/gcmf-1.3.0/ のようなディレクトリ構成になります。
  2. /var/www/html/wp-content/themes/[テーマ]/functions.php のできるだけ先頭に以下のコードを追記します。
function gcmf_scripts() {
    wp_enqueue_style('gcmf', get_template_directory_uri() . '/gcmf/gcmf-1.3.0/gcmf.min.css', array(), '1.3.0', 'all');
    wp_enqueue_script('gcmf-config', get_template_directory_uri() . '/gcmf/config/gcmf-config.js', array(), null, false);
    wp_enqueue_script('gcmf', get_template_directory_uri() . '/gcmf/gcmf-1.3.0/gcmf.min.js', array('gcmf-config'), '1.3.0', false);
}
add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'gcmf_scripts' );
header.php で wp_head() 関数を利用していない場合は、alter.jsのスクリプトが埋め込まれません。その場合、header.php に直接スニペットを記述してください。

ウェブサーバーのセットアップ

GCMF.js の変換動作を確認するには、ウェブサーバーにファイルをアップロードする必要があります。

ウェブサーバーは任意のサーバーが利用できます。
Apache や Nginx などの主要ウェブサーバーのほか、ローカル開発環境では簡易ウェブサーバーも利用できます。
ウェブサーバーに特別な設定は不要です。

なお、開発環境として利用可能なウェブサーバーが存在しない場合や、ローカル PC 上にウェブサーバーを構築したい場合、次のような方法でローカル PC 上に簡易ウェブサーバーを構築できます。

Webサーバー種別
Web Server for ChromeChrome 拡張機能
Live ServerVisual Studio Code 拡張機能
Python Simple HTTP Serverコンソールアプリケーション

Web Server for Chrome 拡張機能を利用する場合

  1. Web Server for Chrome 拡張機能をインストールします。
  2. chrome://apps から WebServer アプリ をクリックします。
  3. 次のような設定パネルで [CHOOSE FOLDER] をクリックし、ドキュメントルートとなるフォルダを選択します。
  4. http://127.0.0.1:8887 にアクセスします。

Live Server を利用する場合

Visual Studio Code(以下、VSCode)の拡張機能 Live Server を利用する方法です。

  1. VSCode をインストールします。
  2. VSCode を起動します。
  3. [表示]-[拡張機能] から "liveserver" で検索し、拡張機能をインストールします。
  4. [ファイル]-[フォルダーを開く...] からドキュメントルートとなるフォルダを選択します。
  5. 画面右下に表示される「Go Live」をクリックすると、ウェブサーバーが起動し、ブラウザが開きます。

Python Simple HTTP Server を利用する場合

  1. Python 3 をインストールします。
  2. コマンドプロンプト(ターミナル)を開きます。
  3. cd コマンドでドキュメントルートとなるフォルダに移動します。
C:\Users\foo> cd \dev\htdocs
C:\dev\htdocs> 
  1. python3 -m http.server コマンドを実行します。
C:\dev\htdocs> python3 -m http.server
  1. http://127.0.0.1:8000 にアクセスします。